【週次レビュー】米雇用統計を控え、ドル円はレンジ相場か?来週の注目点とトレードシナリオ
2025-07-28 - 市場分析・相場観
1. 先週の相場振り返り:高値圏でのもみ合い
こんにちは、タグチです。個別のトレード記録である「検証ログ」とは別に、この「市場分析」カテゴリでは、よりマクロな視点から私自身の相場観と、次の1週間のトレード戦略についてまとめていきます。
さて、先週のUSD/JPYですが、週初に付けた高値を更新できず、終始方向感に欠ける展開となりました。重要な経済指標も少なく、金曜日に発表される米雇用統計を前に、市場参加者の多くが様子見ムードだったと見ています。
テクニカルに見ても、日足では上ヒゲの長いローソク足が連続しており、上値の重さを感じさせます。一方で、下値も固く、明確なトレンド転換のサインはまだ出ていません。
2. 来週の注目点:最大のイベントは米雇用統計
来週、相場を動かす最大の要因は、間違いなく日本時間金曜21:30に発表される米雇用統計でしょう。
- 非農業部門雇用者数(NFP)
- 失業率
- 平均時給
これらの数値、特にNFPと平均時給が市場予想から大きく乖離した場合、相場が大きく動く可能性があります。
私の基本的な考えは、「雇用統計の結果が出るまでは、積極的なトレンドフォローは仕掛けにくい」というものです。
3. 私のトレードシナリオ
上記を踏まえ、来週の基本的なトレードシナリオを以下のように考えています。
シナリオ1:雇用統計までは、短期的な逆張り(メインシナリオ)
- 戦略: 明確な方向性が出にくいと考え、短期的なレンジ相場を想定します。1時間足や4時間足レベルで引けるサポートラインとレジスタンスラインを基準に、短期的な逆張りトレードを狙います。
- 注意点: 長くポジションを保有せず、利が乗ったら早めに決済することを心がけます。あくまで「お小遣い稼ぎ」程度のトレードと割り切ります。
シナリオ2:雇用統計の結果を受けたトレンドフォロー
- 戦略: 雇用統計の結果が市場予想を大きく上回り、ドル高が進むようであれば、発表後の押し目を待って買いで追随します。逆に、予想を大きく下回り、ドル安が進むようであれば、戻りを待って売りで追随します。
- 注意点: 発表直後はスプレッドが大きく広がり、価格も乱高下するため、絶対に飛び乗らないこと。市場が落ち着き、方向性が定まってからエントリーを検討します。
4. まとめ
来週のUSD/JPYは、「前半はレンジ、後半は雇用統計次第でトレンド発生」という展開を想定しています。
このシナリオを頭に入れつつも、もちろん決め打ちするわけではありません。日々の値動きを見ながら、柔軟に戦略を修正していくつもりです。私の具体的なトレードについては、日々の「検証ログ」で記録していきますので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。
【免責事項】 この記事は、私個人の相場観をまとめたものであり、特定の取引を推奨するものではありません。投資の最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。